自律神経を整える

自律神経の仕組み
自律神経とは
交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っており、生命活動にとても重要な働きを担っています。自律神経は脳から全身に広がっており、その中枢は脳の視床下部にあります。脳からの指令を受け取り内蔵を働かせ、呼吸・体温・血圧の調整などをし全身を最適な状態にバランスよく保とうとしてくれています。
「交感神経」・・・活動時、興奮、緊張、不安などの状態の時に働きます。
「副交感神経」・・・休息時、食後、就寝などの状態の時に働きます。
自律神経は1日のリズムがあり、朝から昼間にかけては交感神経が優位になり、夕方から夜にかけて副交感神経が優位になります。このリズムは体内時計に応じて、相互に働いています。
自律神経が乱れるとどうなるの?
□頭痛 □肩こり、首こり □手足の痺れ □倦怠感 □眼精疲労 □不眠 □耳鳴り □動悸 □喉のつかえ □腰痛 □下痢・便秘 □月経不順 □生理痛・PMS □発汗 □更年期症状 など
不調の出方は人によって様々ですが、あらゆる不調のほとんどが自律神経が乱れることで起こる症状です。不調に気づかない、もしくは気づいていても後回しにし続けたりしていると「自律神経失調症」という病名がつくこともあります。
『からだの声(サイン)』に耳を傾け、不調をそのままにせず自分と向き合う時間を作ることが大切です。
では、なぜ自律神経が乱れるのか?
「ストレス社会」とよく耳にしますが、人間の身体の仕組みは自然環境と調和して生存するよう作られました。しかし、現代では生活がどんどん便利になり人工的なものが増え、生きるために身体を使う必要がほとんどなくなりました。その社会のギャップこそがストレスを知らぬ間に溜め込み、自律神経を乱しているとも言えます。
コロナ禍以降、生活にも変化がありました。特にデスクワーカーさんが増えたように感じます。総務省調査では、PCやスマホの使用時間も年々増加していることがわかっており、コロナ禍以降心身ともに不調を訴える人が加速しているように感じます。
自律神経の乱れの要因は、「姿勢」
自律神経の乱れというと、精神的ストレスや不規則な生活が原因だと思われがちです。
こんなお客様がいらっしゃいました。「私はストレスを溜め込まないので、自律神経とかではないのですが、、病院に行っても原因不明で背中を中心に腰も肩もあちこち痛くて、、」というご相談をくださったお客様。その方は、日々とてもお忙しくされている方でお休みの日もPCを持ち歩き、急な仕事の依頼にも即座に対応されていらっしゃるとお聞きしています。片手には常にスマホ、PCが入った重いハンドバックを持ち、普段はデスクワーク。長いときは10時間以上、PCの前なんて日も。
原因
このような生活で考えられる原因は、長時間の「悪姿勢」です。背中が丸まり硬くなる、肩が前にでる巻き肩、首が前に出るストレートネック。このような姿勢が続くことで、呼吸は浅くなり、交感神経を優位にさせます。そして、呼吸をして身体を緩ませようとしても筋肉が硬くなってしまうと思うように深い呼吸ができなくなります。
さらに、脳は普段使う筋肉のクセを楽な姿勢だと、勘違いしその姿勢を覚えてしまいます。サロンにいらっしゃるお客様へ自分が思う正しい姿勢をしてみてください。とお伝えし、正しい位置に整えられる方はほとんどいらっしゃいません。また、「力を抜いてみてください」というお声がけには、「力の抜き方がわかりません」や「力を抜いているつもりです」とおっしゃる方が大変多いです。
まずは、現状の自分の姿勢とクセを把握すること。そして、正しい姿勢を脳に覚えさせることが必要です。そのためには、硬くなってしまった筋肉をほぐし、心を緩ませ、正しい位置に整えていくことから始めましょう。
月一回の定期ケア
定期的な月一回のサロンケアと、お家でのセルフケアを合わせながら未来の健康づくりを一緒にしていきましょう。
Bi to wellnessでは、施術後にお家でできる簡単ストレッチ&トレーニング法をお伝えしています。
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